FXのチャートを確認して売買する方向を決定するときは上昇するよりも下がる方が動くスピードが速いことを知っておくべきです。
短期売買で買いから入るときは急な下落があることを想定して損切の準備をしておくといいです。
もみ合っている状態のチャートはあまり動かないので投資チャンスがなくて退屈と思いがちですが、上や下に大きく抜けるタイミングが来るまでチャートの確認を続けることが肝心です。
チャートの形が大きく変化したときを狙って投資するスタイルのトレードで成功している人がいます。
少ない動きだった相場が一気に上昇したあとで順張りをするのならば、利確の準備を早くした方が得策です。
なぜならば長く上昇が続いた相場で買いポジションを持っているトレーダーの多くがいったん利確をしたいと考えるから一時的に下がる可能性があるからです。
高い価格で買ってさらに高く売るためには欲をかかずにほどほどの利益で手仕舞いをするのが安全な投資です。
ただ、重要なニュースが出たときなど本当に強いトレンドのある相場ならば一時的に上昇が止まってもまた伸び続けることはあります。
上昇相場でいつ天井になるのかを完璧に分かることは無理なので、トレンドの強弱を上手く捉えて利確と損切の決断をためらわずにすることが重要です。
どんな考え方をしているトレーダーが多くいるのかを考えながら投資すれば間違いがないです。FXをしていると経済ニュースが気になるものです。
要人の発言で大きく動いたように感じるときでもテクニカル指標で先の動きを予想した方が無難です。経済ニュースをまったく考慮しないでチャートの形の研究だけで年間プラスにしているトレーダーはかなりいます。
いくつかの国の通貨を取引できるFXですが、動きやすさに違いがあります。あまり大きく動かない傾向の通貨ペアでは大きな値幅を狙うことは難しいです。
ただ、ボラリティが小さい通貨ペアは急激な変化が起きにくいので大きなマイナスになる心配が少ないのがメリットです。
どれくらいの幅を動く可能性があるのかを知りたいのならば、フィボナッチリトレースメントの使い方を身につけると役立ちます。
FXの動きはランダムで予想が難しいと感じるものですが、テクニカル指標を上手に利用すればある程度の確率の予想はできるので大丈夫です。フィボナッチリトレースメントの仕組みを知っているだけで上昇トレンドが終わった時に、どの位置まで下がるかを予測できます。